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かんがえてたこと   

2009年 11月 27日

 
バリでの撮影、めっちゃ有意義だった。



景色はきれい

お食事はおいしい

カラフルな町

青々とした植物



最高な日々。







でも。

それだけじゃなかった。

これは内藤里奈の主観なのですが、、、。

伝えたいので、文章にならないかもしれないけど伝えてみせる。




最終日に、スタッフのみなさんと夜ご飯を食べていて、夜11時にタクシーで空港に向かった時





すごい大通りの真ん中の車線にとまって信号待ちをしてたら、すっごい小さい女の子が車を横切り







「え!?」







びっくりして窓から外をのぞいてみると、そこには確かに小さい女の子。

4歳か5歳か。

赤ちゃんを抱えて、アタシたちを乗せた車の窓からじーっとこちらを覗き込む。







意味がわからなかった。









でものちにそれは大きな衝撃となって知ることになった。



夜の11時に出歩くことなんてあたしは高校でさえ許されなかった。

門限は17時。

ディズニーランドのパレードも見たことなかった。



あんな小さい子が夜に独りで町を出歩くなんて、アタシからしたら「論外」だった。

意味がわからなかった。

お母さんはどこ?

最初、世間知らずのあたしは、いたずらかとすら勘違いしちゃってた。



でも本当は違う。

彼女は、お金をもらいにわざわざ車の走る大道路をよこぎってアタシたちの車に走ってきたんだって。



4歳の子が赤ちゃんを抱っこする。



どれほど大変なことだろうって思うと心が痛い。

しかも、裸足。

暗くて怖いだろうな。



お金をもらうと、足早に走っていった彼女。





テレビでは何回は見たことがある。

けど、そんなの見たことになんてならない。



これが、現実なんだよね。



すっごい、すっごい、

人生の中で最もショックだったかもしれない。





自分がバリで楽しい思いをしたことにすら罪悪感を覚えたくらい、衝撃的な出来事だった。





日本にいたら、一生見ることはなかったかもしれない





だから、アタシはやっぱりバリにいけてよかった。

また何か、気がつけた気がした。



あの子は今、何してるんだろう。

また大通りで車をかきわけているのかな。



貧しいから「ひとにお金をもらう」ことがあたり前になってることも、悲しかった。

いつか、「お金がない」=「働こう」って思える人になってほしいな。





どうか、あの子が幸せになりますように。



暗くてごめーん(笑)

うまく、伝えられないかもしれないけど、どうしてもかきたかったんだよね。

思い出になる前に。





みんなはこういうことに遭遇したことある?



帰り、あまったお金を成田空港で寄付してみました。

でも、ただの偽善者にしかすぎないのかな。。。。

あの時、あの子にお金以外の何かができればよかったな。





ちょっと、無力さをかなり痛感してしまった出来事だった。。

by bnrina-n | 2009-11-27 23:40

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